ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

長く更新していません。はてなブログに移りました。

検索ワードのバリエーションを広げるのが課題

前からあれこれ書いているんですが、検索するときに、検索するコトバをいろんなコトバで検索してもらうようにする、というのが検索エンジンマーケティングに関わる人間が意識しないといけないことだと思っています。

検索ワード(クエリ)のバリエーションを広げるのが課題、ということですネ。

別にこれはボクらが儲かるからとかそういうんじゃないんですヨ。


検索エンジンが生み出す付加価値って何かというと、グーグル(Google)の生み出す価値で書いていますが、

グーグルがなければ出会わなかった二人、というものがグーグルの生み出す価値です。


検索ワードにバリエーションが広がれば、検索結果もバリエーションが広くなるので、検索結果が豊かになるんですよ。

つまり、検索を介していろんな出会いが起きるようになるんですネ。

本来的に、非常に多様な需要者と、多様な供給者をマッチングさせることが出来れば出来るほど、そこに新しい出会いが生まれるんです。そしてそれはビジネスチャンスに繋がっていくんですネ。

検索エンジンの技術で多様な結びつきを作り出すことが出来ることで、世の中の多様さを深めることが出来るわけなんですヨ。それが検索エンジンの生み出す付加価値なんです。


だから、検索ワードを単調にしてしまったりするのは、むしろこの流れに逆行してしまうんですネ。

皆が同じようなワードで検索して、同じような検索結果を受け取っていたら実際どうでしょう。

その検索結果の上位20サイトしか見られない状況というのはとてもつまらないですよね。

そうした中でのSEOとは、その10コか20コの椅子をめぐって争う椅子取りゲームになってしまいますよネ。

かなり不毛なんです。


それは8チャンネルくらいしかないテレビのようなマスメディアと変わらない世界になってしまうんですヨ。

それは「分かりやすい」んですけども、グーグルが切り開いた世界はそれとはまったく違う世界なんです。

もちろんこれからもマスメディアのマスで取り扱う世界はなくなることはないのです。

ですが、こういう新しい世界が切り開かれていっているんだ、という意識は必要だとボクは思っています。


困ったことにWeb2.0とか言ってるヒトで、こういう本質を理解していないヒトって結構いるんですよネ。



written by asotetsu Aug 09, 2007

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