ブルーレイの映像体験の濃厚さは特筆すべき
先日、PS3でブルーレイディスクのカジノロワイヤルを見たんですが、イイっすねえ。
モニターはシャープのアクオスで20型くらいなので、別にハイビジョンでも大画面でもなかったんですけどね。
でも色が濃いし、解像度が高いのが分かる。
普通のモニターではブルーレイで差はそんなに出ないし、DVDの画質で十分だという話を聞いていたんで、意外でしたヨ。
やっぱり画像がいいのはイイなあ、と。映像としての見た甲斐という点で価値が高いですよ。
ボクはマニアじゃないんですけどネ。
この経験からブルーレイは結構いいんじゃないかと思った次第。
そういえば。2年くらい前、仕事で行った関係で、マサチューセッツの西にあるThe CLARK MUSEUMに連れて行ってもらったんですネ。
当時は特に絵には興味がなかったんですけども、きれいな美術館で空いてるし絵に近づいてゆっくり見れるし、いろんな点でよかったんですけども、そこにあったルノワールの絵に感動したんですよネ。
ルノワールの少女の絵だったり、成人女性の絵だったりするんですけど。
衝撃的に美しい。絵が自ら輝くように美しい。
ルノワールの絵というと教科書にも載ってたり、テレビでも見たりするので知っているつもりになっていたんですヨ。
でも、本物を見て、今までボクがルノワールだと思っていたものは全然違うと思ったんですよネ。
なんというか衝撃的で。写真なんてぜんぜんニセモノなんですナ。
ボクは今までニセモノをルノワールだと思っていたんだなあとショックを受けたんですヨ。
あと、ブーグローの3人のニンフも凄かった。
とにかく見ても見ても飽きない美しさ。
本物は何時間でも見ても飽きないんだなあと思ったのです。
そりゃ、この絵に1億くらいは出してもいいなあ、とか。
何千万円もお金を払って絵を買って自分のものにするヒトの気持ちがやっと分かりましたよ。
そこでブルーレイの話に戻りますが、
やっぱり画質落とすと大事なものがいろいろ抜け落ちてしまうんですナ。
ブルーレイのハイビジョンほどの画像は不要だとか言う向きもあります。DVDで十分、と。
そりゃまあ、筋を追うだけなら不要ではあるんです。
でも、そこから受ける映像体験の濃厚さというのはやっぱり違うと思うんですヨ。
この程度で十分、なんてことは決してないんですナ。
だから、ユーザとの濃密なコミュニケーションのために、そういうハイスペックなコンテンツというのもアリだなあと思ったのデス。
written by asotetsu Aug 07, 2007
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