ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

長く更新していません。はてなブログに移りました。

昔のインターネットの怪しさが久しぶりに楽しめる百度(Baidu)

中国の検索エンジン大手 百度(Baidu) があるわけです。日本進出が少し前にニュースになりましたが、その後あんまり話を聞きませんよね。

http://www.baidu.jp/

でも、これはなかなかイイですよ。


中国製検索エンジンだから、って偏見があるかもしれないですが、日本語版サービスリリース当初と比べて、検索精度は驚くほど良くなってます。

こういうのを見ると、アメリカに留学した中国人パワーを見せ付けられるものがありますナ。

ハイテクでは日本のほうがこういうものはもはや負けつつあると思いマス。少なくとも、米国が最先端でそれを学んだほうがいいような分野では、現在は中国人留学生が圧倒的に多いので、米国の技術を学ぶという点ではもはや日本は追いつけないなあ、と。

日本はあるときから米国に学ぶものはない、なんてやり始めたので逆に劣りはじめてしまったんですよネ。携帯電話とかネ。

ところが、日本は過去も今も極東という文化の辺境にあるので、中心地と関わっていないと、それなりの地位を築けないと思いますヨ。



まあそれは余談ですが、百度の何がイイかというと、ここで検索すると昔感じたインターネットの怪しさが久しぶりに楽しめるんですヨ。

インターネットって2000年以前は怪しかったじゃないですか。洞窟の中を探検するような、ここを掘ったら何が出てくるんだ?みたいな探検の楽しみ。

それがこの百度(Baidu)にはありますナ。

例えば、百度画像検索。
http://image.baidu.jp/

グーグルのイメージ検索みたいなモンですが、これはバイドゥ上でスライドショーが出来るんですヨ。女優とかアイドル名を入れて見れば、簡単にフォトアルバム状態で楽しめます。他人のコンテンツで(笑)。ここらへんのワイルドさがたまりませんナ。さすが中国。

ある意味、Rimo的でもありますナ。ネット上の画像をスライドショー化してしまうのですから。



また、日本語版にはないですが、本家の中国のほうでは、百度MP3
http://mp3.baidu.com/

mp3などを探してくれるんですけども、ここは、日本語もある程度通るので、日本の歌手名とか曲名を入れると、一部ですが出てきます。しかも、わりあいとフルで聞ける(笑)。アイヤー! 探して聞く楽しみが出たりして。

こういう何でもアリ感や、中国のヒトはこういうインターネットを楽しんでいるんだなあと、少し昔に思いをはせたりする次第でアリマス。


特に、『探す』というのがなんとも楽しいですナ。

精度が若干低い検索エンジンで狙いの情報を探し出す楽しみが久しぶりに味わえたり。

こういうのは、ラジオとか無線のワッチと感覚が少し似てて、インターネットって最初はこういう感じで楽しんでいたよなあと思いかえしたりしましたですヨ。

そこからすると、今のインターネットってぜんぜん別物ですネ。

Windows95というヘボOSと、Netscape4と、58.6kbpsのアナログモデム使って、ネットを徘徊したあのころ。

あのころは、ネットのまさにアングラ感と、無線機に耳を当ててラジオ局を探すようなワクワク感がありましたよね。なつかしのインターネット。



written by asotetsu July 4, 2007

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