ネットイナゴなんて存在しないよそんなの。
さて。ブログの炎上=盛り上がり、という話を書きましたが、そのつづき。
ポイントは、動揺する側にあるんであって、コメントつける側にはない、という話でありました。
繰り返しになりますが、なぜなら、コメントつける側は、
- 孤独で
- 一人PCの画面に向かって
- それぞれがお互いに数百キロ離れて
いるからですよ。
確かに、盛り上がっていると、コメント欄や掲示板のスレッドで、つどう集団のように見えます。
イナゴとは言いえて妙。しかし、違うと思うのですヨ。
なぜなら、物理的にあつまっているわけじゃないんです。
お互い孤独に数百キロ離れて、PCの画面を通じて繋がっているだけなんですから。
もちろん、そこにはなんとなく連帯感がありますよ。
でも、そんな連帯感なんて幻想ですよ。架空の身近さです。通信技術が作り出した幻想なんです。
だってね、ネットのコメント欄や掲示板のスレに書き込んだって、PCの画面越しの行為ですよ。
いくら書き込んでもそこには何一つ付加価値は生み出せないし、世の中を動かすことは出来ないんですよ。
これが一番の判別のポイントなんです。
すべての出来事と人生はPCの画面の中にはないんです。
だから、問題はコメントつける側にはないんです。
そのコメントつけられて、それを受け止める側の動揺が一番の問題なんです。