ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

長く更新していません。はてなブログに移りました。

SEOは導線確保であって狭い意味の広告には入らないことを再確認

これは書いておかねばということで。、

mediologic
『明日の広告』と検索連動型広告と、広告が生み出す空気と、もろもろ。
http://www.mediologic.com/weblog/archives/001637.html

正直な話、僕自身は、検索連動型広告は「広告じゃない」と思っている派、だ。
むしろ、「24時間オープンしている営業窓口みたいなもの」という風に考えている。
生活者にとっての“検索”とは、いわば“問い合わせ”のようなものであって、それに対する窓口なんだと。つまり電話帳広告と一緒。

そうなんです。ボクらの仕事を端的におっしゃってます。

検索連動広告(リスティング広告)と、あとボクらのSEOを含めて、狭い意味では広告じゃないと思いマス。

電話帳広告というのはまさにそうです。検索連動広告を出す、SEOを行うというのは電話帳広告に出すのととても似ています。

検索連動広告にしろ、SEOにしろ、ユーザが検索してからを受け持つのですが、ユーザは既に検索するときに欲しくなっていたり調べたくなっていますから。検索連動広告やSEOで欲しくさせることは出来ません。

それゆえ、ボクらが、キャッチコピーを対策ワードにしてはダメですよ、とクライアントに何度か言うことになるわけです。

検索マーケットというのは何かというと、何らかのメディア等で気になったり欲しくなったりした人たちのうち、PCを使って検索する人たちという層がありまして、この層の取り合いをやってるのが検索マーケットです。

検索エンジンGoogleが生み出した付加価値は、探すときにタウンページを使っていたようなケースで、「とりあえずググろ」という行動習慣を一定層(全員じゃない)に植えつけたことです。行動習慣を変えさせたグーグルはエライです。

ただ、ここしばらく、PCの検索マーケットはあんまり広がってないです。むしろ初期に居ついたユーザが30-40代に高齢化しつつあったり。停滞感が広がっています。iPhoneで皆熱狂するのも分かるんですよネ。あれ、PCの世界を広げますから。ユーザがグッと増える期待があるわけです。

マーケットは広がり待ちの状態ですが、他方、まだうまく利用されていないというのはまだあるんですね。今までネットにあまり力を入れていなかったところはまだ多くて、そうしたところは展示会に出展したりするのであれば、その1/10でもネットに力を入れると、結構集客ができたりしますから(ユーザ導線が出来ていないので)、そのあたりの普及と啓蒙が必要だなあと思っていマス。そういうわけでセミナーを行っていたりします。



written by asotetsu Aug 19, 2008