SESSになっていませんか
ここで書くのは基礎編と称して書くので、知ってる人には言わずもがななんですけども。こちらはSEO屋で売る側なので、こういう風にやるといいですよ〜というおはなしのシリーズ。
SEOとは、Search Engine Optimization (検索エンジン最適化)のことですが、SESSとは、いちおう、先ほど作った造語です。
Search Engine Satisfaction Syndrome (検索エンジン満足症候群)です。
検索エンジンを満足させることばかり考えてはいませんか。
SEOはおもしろい。
SEOってのは、人にもよりますけど、面白いんです。検索エンジンを出し抜く楽しみというか、そういうのがあります。SEO屋の創業者はまずそういう風にしてこの世界に入った人たちです。ウチの代表もそうです。検索エンジンがかなり好きです。パズルみたいなもんなんですよ。
SEOにはまると顧客が見えなくなる。
SEOは面白いのでやっているとはまってきます。そのうち、検索結果で上位表示される=お客さんが続々と来る、という図式で思い込むようになってしまって、SEOだけに打ち込むネットショップオーナーさんとか出てきます。そういうかたを僕はSESSと呼びたいな、と。Search Engine Satisfaction Syndrome 検索エンジン満足症候群ですね。
そういったかたのサイトを見るとすぐわかります。とにかく字が多すぎる。情報量が豊富を超えている感じがします。また、不自然なところにテキストが入っていて、SEOだなとわかります。でも不自然です。そういうサイトは人間にあまり優しくないんですよ。
SEOって突き詰めていくと、ある一線を越えたあたりから人間に優しくなくなってきます。そりゃそうです。そういうサイトのサイトオーナーは、人間のユーザーよりも、検索エンジンのスパイダーロボット(クローラー)を満足させるためにサイトを作るようになってしまっているのですから。結果として、顧客満足(Customer Satisfaction)ではなく、Search Engine Satisfaction Syndrome (検索エンジン満足症候群)になってしまうんですよね。これでは本末転倒です。
さらに、検索エンジンのことをそうやって追っかけて言っても、別なトラップが待っています。これについてはまた次回。
というわけで、今回もまとめると、
SEOは大切だけど、人間のお客さんに優しいサイトつくりが一番大事。
原点ですよね。でも、時折忘れ去られているサイトが最近は多い気がします。
written by asotetsu June 13, 2007
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