ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

長く更新していません。はてなブログに移りました。

検索エンジンをだまし続けることはできない

ここで書くのは基礎編と称して書くので、知ってる人には言わずもがななんですけども。こちらはSEO屋で売る側なので、こういう風にやるといいですよ〜というおはなしのシリーズ。

前々回あたりと重複するんですが、大事なことなのでまた書いておきます。

検索エンジンをだまし続けることはできません。

トリッキーなSEO手法

トリッキーなSEO手法で短期的に劇的な効果を挙げることが出来るとは書きました。ところがそれをSEO屋が通常は行わないのは、その効果が短期的ものに留まるからです。

一部のSEOセミプロのかた

このあたりは強調しておきます。一部のSEOセミプロのかたに限って、自分の手法に過信が出てきます。これでグーグルやヤフー(YST)を出し抜けるんだ!という話をされることが多いんです。ヤフーのことをYSTというのも通です。こちらからすると区別がつけばどっちでもいいんですが(笑)。ちなみにこれは、日本人に限らずアメリカ人も、SEO通なセミプロなかたが自分の手法を自慢げに語るのを見てますから、国籍は関係無いんだな〜、というのが僕の印象です。俺の発見したこの手法!!って感じですね。

検索エンジンは賢い

検索エンジンってのは賢いんです。短期的には騙されます。トリッキーな手法にひっかかりますし、評価基準には穴があります。なにしろ単なるプログラムですから。

でも、検索エンジン会社には何千とエンジニアがいて、ロケットエンジニアクラスが何人もいるわけです。なので、短期的には彼らを出し抜けるわけですけど、少なくとも一年というスパンで見る限り、負けてしまいます。そりゃそうでしょ、という話なのです。ウェブの世界はオープンなので、トリッキーな手法も、検索エンジン会社の研究者から見れば丸分かりで、識別のための方法を編み出すことも時間をかければ出来てしまうのです。

SEOとはそういう環境下でSEO屋はビジネスを行っているのです。だから当然、SEO手法についても考え方が違います。

SEO屋の考えるSEO手法の位置づけ

SEO屋は自分たちの手法がいつまで有効かということにすごく敏感で、永遠にいけるとは決して考えていません。少なくともこの世界は1年後にはかなり様変わりしてしまう世界なのですから、1年後も同じ技術で収益が上げられるとは決して考えないのです。ただし、SEO屋は手法について語りません。収益源ですから。その代わり、寿命があると見ていて、使い終わって次へ行くのです。とはいえ、出来る限り長く使える正攻法を目指していかないと開発が大変ですので、そうしているわけです。


とすると、普通のウェブマスターはどうすればいいのか?と申しますと、僕の個人的意見は、

正攻法で行く、ということです。

きちんとしたサイトをつくり、コンテンツを増やす。これに勝る方法はありません。


これについては、またちょっと続きます。

written by asotetsu June 13, 2007

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