清洲桜醸造株式会社さんのブログモニター募集プロモーション
紙パック日本酒で、清洲城信長「鬼ころし」等で有名な清洲桜醸造株式会社さんがブログモニターを集めるプロモーションをされてます。
今年に入ってから都営新宿線や、最近では都営三田線の車中広告で見かけるので気になっていたんですよね。
募集要項
https://onikoroshi.co.jp/blog_ol.html
[応募規定]
・ 二十歳以上で日本国内にお住まいの方
・ 現在、自ら更新できるブログをお持ちの方
・ 地酒「清洲城 信長 鬼ころし」がお好きな方
初めに見たときは違和感あったんですが。
紙パック酒&ブロガー、ってのが結びつかない気がして。
とはいえ、下記のブログモニターの皆様というリンクをたどっていくと
http://www.onikoroshi.co.jp/blog_list1.html
結構実際に当選者の方がブログ書かれていたりして「ああ、こういうプロモーションもアリなんだなあ」と思った次第です。
何事もやってみるものですネ。
しかも、毎月10名様と地味ながら確実に進めているのがいい感じです。
たぶん、この規模と驚きがない企画だと、これでBuzzが急速に沸き起こるってこともない気もします。
でも、何もしないのであれば、ブログ上で取り上げられる確率はゼロです。
このプロモーションでブログ上で「清洲城 信長 鬼ころし」が、10名×30エントリ=300エントリ×募集月分だけ(計算上)、取り上げられることになります。
このプロモーションはゼロを300以上にする企画なんですよね。
毎月300増やす程度はコンシューマー商品ではいかにも小さいですけど、ゼロが300ですからそこに深い意味を感じます。
これって、工夫次第で結構いろいろいけるなあと思うんです。
特に、話題になかなかしてもらいにくいものなんかね。
こういう、お客さんと1対1で向かい合う部分を持つやりかたが、これからのマーケティングのヒントじゃないかなあと思ったりします。
実は、以前、企画は出したことがありまして。実現しなかったんですが。
総務省の2006年の発表値で日本のブロガー868万人てのがあったんですが、まあ、1/4くらいに考えて実質200万人くらいじゃないかと推測したんですね。これで人口の1.6%です。
クライアントはチェーン店だったので、標準店舗の売り上げから、平均客単価と年リピート率を推定値で店舗あたりの推定客数を出して、お客の数を非常に大雑把に概算したんです。そのお客さんが全国何万人とか推定しまして、とすると、1.6%のブロガー比率では、何千人いて、1店舗あたり何人いる、とか出しました。
何がやりたかったかというと、今のお客さんの中にブロガーが必ずいる、ということで、彼らに接触しましょう、って話なんです。
店舗ごとに、(地元のブロガー&店のファン)という属性を持つ人たちを数名から20名確保する、と。
そしたら新製品モニターとか言って、無料サービスとかそういうプレゼントすることでファンにブログを書いてもらうことが出来ますよね。
しかも、貴方だけに、という扱いでリレーションシップも深まる。
ボクが言いたいのは、ブロガーマーケティングっていうと、割合とマスで捉える傾向があるし、または、アルファブロガーとか偏る傾向があるんですけど、既に既存のお客さんの中にブロガーが1%以上はいますよ、って言いたかったんですね。その人たちにコンタクト取るべきだと。
それを紙パック清酒のメーカーさんが地道に自前でやってらっしゃるのを見て、凄いなあ、見習わないとなあと思った次第です。
written by asotetsu Sep 7, 2009