目新しいコーディングの導入は慎重に
SEOの世界にいると、いろいろ新しいテクニックが言われます。
こうするとイイらしいよ、と言われて流行るわけですが。
なんか、そういうのは効果が出ないというか、出ても短いというか。
そういうわけで、Googleがマイクロフォーマットであれこれ推進しようとしているのは結構疑問ですな。
だって、nofollowだって、あれだけ推奨したクセに、意味のないものにしつつあるじゃん、と。
最近ではカノニカルもどこまで効果出るのかなあと。
そういうのを見ていると、新しい方法に飛びついても、最終的に、無効化されるケースが多いように思えます。
そういう新しいやり方を熱心に採用するサイトというのが、結果的に総体で見ると、過剰なSEOを意識したコーディングのサイトばっかりになってしまうんですよね。
意味のあるコンテンツ持ってる大手のサイトの多くはコーディングを直すスピードが遅かったりして。検索結果に無くてはならない有名企業のサイト、有名ブランドのサイトも、コーディングを直していくのは遅いですよね。
SEOに関して言うと新しいものに飛びつかないほうが、なんかよさげ、という気がします。主要なところが試してから(人柱)、導入しても遅くはないのです。
コーディングで出し抜こうというのは難しいですから、コーディングでは差をつけるよりも、ひどく遅れを取らないように意識すれば大丈夫だと思います。
むしろ、そういう工夫をするよりも、ネタとかコンテンツページをせっせと作ったほうがいい、というわけです。
コーディングはマイナス要因の排除と、平均的な内部リンク構築あたりを意識する程度でよいと思います。
有名なサイトによっては、結構強引なコーディングしていることもあったりしますけども、あんまりマネしないほうが良いです。
無名のサイトと、有名なサイトでは、検索エンジンも許容する範囲が違うんですよ。検索結果には有名なサイトが載ってないと、ユーザに不便を与えますからね。
あと、こういう風にするとイイらしいよ、と聞いて、自サイトに導入していると、いつのまにかスパムっぽいコーディングのサイトになってしまうことがあるので要注意です。
そういう流行の手法は、1年くらいとかして、そのやり方をせっせと導入したサイトたちがスパミーなサイトばかりで、その手法がスパムチックということになって減点要因とされるケースだって無くはないのです。
熱心にやった結果が数年後マイナスに作用するってのがあったりするわけで皮肉です。
むしろ何もしていないサイトが安定していたりして。
というわけで、コーディングは平均点狙いが一番、と思う次第です。
また、検索エンジン会社の言うことは、時々変わるので下手に動かず様子を見たほうが振り回されずに済む、というのも言えると思うのです。
written by asotetsu July 14, 2009
あ、マットカッツのTシャツの話を書くのを忘れた(笑)。