グラムのネット広告はカッコイイ
グラムのネット広告はカッコイイ
米国で急成長した女性向けメディアサイトのグラムの日本版、グラムメディアジャパンがありまして。
最近でも広告代理店さんが出資したり、いろいろ。
進出の話は聞いてしましたけど、それからアクセスしていなかったので見に行くと、これが面白い面白い。
日本でよくあるサイトとは違うつくり。作り手の意欲もすごい。
たとえば、レクタングルとかの広告枠も使ってる表現が面白い。
動きのあるFlashが楽しい。どれも良く考えられてる。グラムジャパン向けに作ってるんだなあと。見ていて楽しいですヨ。
技術は知っていても、具体的にこうやって使われているのを見るのは、どれ見ても、へー、とか、ほー、とか勉強になります。なるほど、こう使うのかー、と。
また、クリックするところもいっぱいあって面白いですよ。
日本の通販サイトの典型だと、「ホラ!ここクリックしろ!」的な分かりやすさ(=単純さ=つまらなさ)てのがあるのですけど、ここのサイトはそうじゃない。
クリックできるところは、さりげないながら、想像がつくように作ってある秀逸さ。
さらにクリックしてみると思わぬ展開をする。これが楽しい。
デザインもキレイ。サイトに深さも広さもある。
あー、こういうのがこれから数年で当たり前になるんだろうな、っていうのが意欲的に試みられていてすごく好きになりました。やー、グラムジャパンって凄いかも。単に日本にグラムを持ってくるだけではないのですね。日本に根付くネットの新しいメディアを作ろうって感じがビシビシと感じられます。
まあ、コンバージョンとかそういう発想だと、まだ採算外になるんでしょうけど、このサイトの作りは、日本で目指しているわかりやすいサイトとは違う方向だけど、面白いワクワクするサイトなので勉強になります。
だって、このサイトは階層構造とかワケわかんないけど、楽しめるし、ストレスたまらないですよね。クリックするところがたくさんあっても、むしろ楽しい。クリックした先が広告と情報が混ざってても別に違和感がまったくない。
これはイイなあ。
パンくずリストのような、ユーザに階層構造を教えることが不要、という設計はかなり刺激うけました。
今まで、論文の構造みたいなサイトがイイって思い込んでいましたけども、まあ、今でも検索エンジン向けにはそうなんですけども、ユーザには必ずしもそうでもないんだろうな、と。ぱらぱらとめくって楽しければ章立てがキッチリしてなくてもいいんじゃないか、と。
写真の使い方、文字の入れ方など、ウェブマガジンでもこうやって出来るんだというのを再認識しました。
というか、今あるウェブマガジンがチープすぎるのでしょうネ。ボクらは見慣れていて気が付かないけど。
たぶん、表現による革新はまだまだ余地があるんだろうな、と。googleのサイトはダサいし、Yahoo!もダサいんだと思いマス。あれでヨシとしてはいかんのです。
そんなことをグラムのサイトを見ていて思いましたヨ。ヤバイ、これはチェックしていないと置いて行かれる、と。
written by asotetsu Apr 6, 2009