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長く更新していません。はてなブログに移りました。

SEO(せお)しんぼ 〜被リンクの真価〜 (1) [ネタ]

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(なんとなくの思いつきで)


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団社長: 本日は、東西SEO社、帝都SEO社の皆様にお集まりいただきました。
     日本の各地を回って、各地のウェブサイトを舞台に『究極のSEO』と『志高のSEO』が対決をする企画が
     立ち上がりまして、本日はウェブサイト制作をしながらその打ち合わせと参りたいと存じます。

ウェブディレクター: SEOはいかがしましょうか?
富井副部長: とりあえずリンク買っておこうかな。
ウェブディレクター: リンクを買うのでございますか??
客A: ぷーっ! 今時リンクを買うだって!
客B: ははは、2000年以前と間違えてるんじゃないの。だから田舎者は困るよ。
小泉編集局長: 富井君! こ、この馬鹿もの!!
富井副部長: ひっ… リンクを買ってはいけないんですか…?
海原雄山: SEOでリンクを買っても構わない。
      アメリカでも珍しくない。買いたいものを買えばよい。
客A: そ、そうだったんですか…。(恐縮する客たち)
富井副部長: 海原先生、ありがとうございます!
海原雄山: 士郎。
      こんなときに上司に助け舟を出してやれないとは、おまえはリンクのことも知らんようだな。
山岡士郎: ふ、ふざけるな! 知っているとも!!
海原雄山: ほう、では聞くが…、どのリンクがSEOに効くか言ってみろ。
山岡士郎: なに…! SEOに効くリンク…
団社長: リンクをSEOに使うことすら考えたこともなかった…。
大原社主: 第一、リンクに違いはそんなにあるのかねえ。
海原雄山: 大原社主の今の言葉が一般的な日本人の正直なところだろうな。
      日本人はSEOと言えばリンクというほどリンクを使ってきた。
      それなのに、リンクの質にはあきれるほど無感覚だ。
      それも無理からぬ面もある。
      SEOSEO会社に外注してきたこともあって、本物のリンクに近づき難かった。
      だから日本人には相互リンク以外のリンクの多様性を知る機会がなかったのだ。
富井副部長: 本当ですよ…。リンクの中でも高いのが質が高いんだろうと漠然と思うだけで。
       際立った質の違いなんか感じないもの。
海原雄山: だが実際にリンクに触れてみれば、会社ごとにリンクの質も形態もまるで違う。
客C: そういう経験はしたことがないなあ。
客D: そんなに一つ一つのリンクは質が違うものなのか…。
海原雄山: いろいろなリンクの違いを知れば、SEOにふさわしいものがあるのも発見できるはずだ。
      意地汚いおまえのことだから、平均的な日本人よりは多種類のリンクを試してきたはずだ。
      それなのに、この程度の質問に答えられないということは、
      いかにおまえがいい加減にリンクを使ってきたか…。その証拠だ。
      心そこにあらざれば、見えても見えず。使っても質が分からず。
      おまえは、何につけても、かくの如く、いい加減で志が低い。
山岡士郎: うぐ…
栗田ゆう子: 山岡さん…
海原雄山: そんなおまえが、日本の各地のウェブサイトを訪ね歩いたところでいったい何を得られると言うのだ?
      SEOの伝統を若い世代に正しく伝え、残すどころか、どうでもいいことを価値あるもののように、
      勘違いして、肝心なことをとらえそこない、かえってSEOの伝統を、台無しにしてしまうだろう。
山岡士郎: な、何だと!
団社長: 実は私もSEOについてあまり考えてきませんでした。
     ここは私と山岡さんにもう一度機会を与えていただけないでしょうか。 
海原雄山: もう一度、機会を?
団社長: 一ヶ月ください。SEOに向いたリンクは何か答えを出します。
     その答えを見て私と山岡さんがいい加減で志が低いかどうか見極めてください。
山岡士郎: 団さん! 勝手なこと言うなよな!!
栗田ゆう子: 海原さん、団さんの言うとおりにお願いします。
大原社主: 海原先生、そのセンでお願いします。山岡と栗田には全力で取り組ませますから。
海原雄山: …。よかろう。団社長におまかせしよう。
団社長: ありがとうございます。
海原雄山: 付け焼刃の急場の勉強で何が分かるか疑問だがな。(ニヤリ)
山岡士郎: なに! (暫しにらみ合う二人)
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(参考書籍: 「美味しんぼ(70)」作: 雁屋哲 画: 花咲アキラ 1999年小学館刊)


written by asotetsu July 3, 2008

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