ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

長く更新していません。はてなブログに移りました。

自前でSEOをやるときはやりすぎに注意ネ

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最近、コンサルが多いので思うことがあって、自前でSEOやっている人でやりがちなのが「やりすぎ」です。


SEOやるというと、こんな作業をするでしょう。


キーワードをtitleタグに入れる。meta keywordsにも入れる。本文にも入れる。h1で囲む。strongでも囲んじゃう。ページをせっせと増やす。内部リンクもせっせと増やす。


間違ってはいないのですけど、プロじゃない人はやりすぎてしまうんですヨ。



◆titleタグ

たとえば、titleにキーワード入れるのは効果的です。でも欲張って長すぎてはダメなんですヨ。あのキーワードもこのキーワードも入れようとかネ。すごーく長いtitleにしてる人がいますけど、むしろSEOの効果落ちてますヨ。


たぶん、最初は1個いれたとき、成果がでたと思うんですヨ。ヤッター!てな具合で。じゃあ、もっと入れたらどう?と考える。1個入れて8位になった。じゃあ2個入れたらもっと上にいくんでは?、とか。だから過剰になりますネ。また、ほかのキーワードでも上がりたいので、詰め込んできます。やっぱり過剰になりますネ。


titleにキーワード詰め込むと効果落ちます。欲張ってはいけないのです。考え方としてはtitleに配点が10点あるとか考えてください。そこにキーワードを1個だと、キーワードに10点入るし、キーワード2個だと、先頭のキーワードに7点、あとに3点とか。厳密ではないですが、そういう風に考えておいたほうがいいです。つまり、キーワード足していっても全体の配点は増えないので、単にキーワードに配分される点が相対的に下がるという風に考えます。



◆meta keywordsタグ

meta keywordsもネ。効果は低いんですけど、読み方の違いとか、マイナーワードは入れておくとヒットする可能性ありますよ。○○っていう病名の別な言い方とか。ここに入れる数は1〜5個くらいでしょう。


ここも力の限り詰め込む人がいますネ。まったく効果ないですネ。というか、それするとマイナーワードで評価されることもなくなるので、やらないほうがマシになります。



◆本文中でのキーワード使用

本文中での多用も多いですね。毎行にキーワードが出てくるような。これもやりすぎですネ。


たぶん、最初はほとんど入っていなかったのが、少し盛り込んだら効果が出たので、足して行ってしまうような感じですネ。これも、本文中に配点されている20点がどう配分されるかの話と考えてよいです。つまり、連呼してるからって評価が上がることはないんですヨ。むしろ、頻度が高すぎると減点されるケースもあるようです。


このとき、よく目安を聞かれるんですけど、とりあえず一行に1キーワードは多いです。1パラグラフに1個でいいんじゃないですか。極端な話、1ページ内に1〜2個でも十分なケースもありますヨ。



◆内部リンク

内部リンクはSEO効果高いんです。被リンクが重要というのは確かで、内部リンクよりも重要ではあるんですが、内部リンクも効果は結構高いんです。そりゃそうですよね。内部リンクだって、○○の説明が、ここにあるよって仕掛けですから、「○○」についての説明のページであることは明白ですよね。検索エンジンもそこを評価します。


これも気が付いた人は、内部リンクを張り始めるんです。大抵は内部リンクがすごく少なかったりします。だから、内部リンクを増やすと成果がパッと出てくると思います。最初はいいんですが、成果が出ることに気をよくして、さらに増やすんです。気が付いたときには1ページに50くらいリンクがあったりして。これもやりすぎは効果なくなります。やっぱり、これも内部リンクで1ページ内に配分されている点数は固定なんです。リンクを沢山張ると、それぞれに配分される点数が、元の点数を割ってく感じになります。

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と、こういう感じで、気が付くところはいろいろあります。



あと、そもそも、HTMLのタグというのは設計上の理屈がありまして、その意図から作ってあげると検索エンジンフレンドリーになるんですよネ。


たとえば、SEOのテクニックとして「altにキーワード入れろ」というのは、実はそもそもが違うんです。altには画像の説明を入れるというのがキホン。不動産のサイトで画面上で「不動産検索」「○○不動産のサイトです」とか書いてあるんですけど、画像で作成しているケースが多いですよね。こうすると、不動産というキーワードがテキストで出てこなくなってしまうわけです。こういうところに、きちんとそれぞれの画像のaltに画像で作ってしまった文章を入れてあげるのが本来の用途で、SEO効果も出るわけです。



written by asotetsu June 30, 2008

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