ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

長く更新していません。はてなブログに移りました。

検索キーワード調査ツール「キーワードハンター」

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4月に入ってバタバタしてて更新とまっててスミマセン。


それで、これは書いておかねば、というのが、


キーワードハンター(ベータ版)
https://www.kwhunter.com/

キーワードの検索数が分かるツールで、5月から正式リリースで有料化とのこと。
クロスリスティングで取得している検索数データを、プログラム等はアユダンテさんが開発、アイレップさんで販売とのことで、なかなか期待のツールです。


さっそくベータの会員登録して使ってみました。

………。


んー。やっぱりまだベータだから物足りないかなあ。たぶん、これからも機能が増えてくるのではと予想しマス。


いい点は、下手な補正入ってないところ。数値補正をかけると、サンプルの偏りで逆にヘンなデータが出たりするかなあという感触があるのです。


組み合わせワードも、たとえば「介護 求人」「求人 介護」のどちらがどれだけ多いかと、「介護求人」という風にスペースがない場合も、どれだけの検索数か分かるので便利。これもデータの修正がないおかげ。オーバチュアだと、そういう細かい違いは束ねられてしまっているから分からなかったんだけど、こちらはわかるので便利そう。


また、でてきた結果の過去の変動がすぐに見れるのも便利。生キャラメル、とか最近のキーワードを見てみると変化がわかってよいです。



気になったのは、検索数の数値の解釈の尺度がないので(ずっとこの検索をしていれば分かる部分もあると思いますが)、ここの数値で10万回はどの程度のインプレッションが期待できそうなのかというのが、分かりにくいかなと思いマス。


とはいえ、もともとの比較対照のオーバチュアの検索数も似たようなもんですけど、あれはそれなりに使っていたので感覚的に予想がつく部分もあったんですよネ。


検索数を分かりやすくする案としては、日本中の検索の全体シェアとか分かると便利と思うんですケド。そもそも、日本全体での検索数なんて分からないわけで。ただ、クロスリスティングで提供しているところの一部データを使って日本全体の検索比率を推定するという発想でいけば、クロスリスティングでの全体の検索数に対しての比率とか。パーセントだと0.0001とかやけに小さくなると思うので、そこらへんはx10,000とかして指標化してもらって。そういう機能希望。


あと機能改良希望としては、キーワードハンターのツール上で検索したときのマッチングが形態素解析して、文節とか単語単位でマッチするのも選択できれば便利かなあ、と。どんなかというと、たとえば、「ネジ」を知りたいとすると、「マネジメント」も含まれてデータにでてきてしまう。これを単語単位でマッチできるオプションがあればいいなあ、とか。


あとね、あとね。この機会に希望を言うと、あるメインキーワードに対して、組み合わせ方の多い順に表示とか出ると便利かも。


そんなところですかネ。気がついたのは、クロスリスティングのデータを使っていても、わずかに偏ったように見えるデータもあるなと。以前、某T社のこういうツールを使ったときも、特定の地方の組み合わせワードの検索数が目立ったりしたのを見て、サンプルデータの偏りを感じたんですよネ。こちらは、それよりも偏りはない感じではあるんですけども、少し気になるところがありました。逆に言うと、オーバチュアとか、アドワーズのデータって、母数がやたら大きいせいか、妙な検索データって出てきにくいのだなあと逆に感心したり。


まあ、そんなわけで、ベーシックプランでは、6ヶ月間総額3万円で、1000回調べられる(1回30円)ツールとしては、リーズナブルで、しかも今後に期待も持てるなあと思った次第でありましタ。


まだ日本国内はこの手のキーワードツールが少ないので期待です。開発も販売元もSEOSEMに強いところですし。あとは、もっといろんなデータあるといいんですけどネ。このキーワードを検索するユーザのデモグラフィック情報とか。または、検索後に購買に結びつきやすいキーワードデータとか。直帰率の高いキーワードとか。欲張ったらきりがないですけど、行動トラッキングするとかなり分かるはずなんですけどネ。


(追記)
watanabeさんから、参考にしますと書かれて光栄です。てへ。ボクはbuzzurlはidがないので取り急ぎこちらに。良いツールがあればみんな助かりますからネ。


written by asotetsu April 10, 2008

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