ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

長く更新していません。はてなブログに移りました。

SEOは、企業ごとに適したワードとそうでないワードがある

先日、ちょうど同業者さんのサイトを見ていたら、SEOで上がるだけではダメだった、という実例を挙げられていました。

いやー、そうだよなあ、SEOだけでは、ウェブサイトを通したプロモーションのホンの一部でしかないですからネ。その通り、足りないよなあ、良いこと言うなあ、と頷いた次第なのでありますガ。

ただ、そのときのキーワードが求人系のビッグワードだったそうなので…。

それはチト無理じゃないですかネ。SEOで上がるだけではダメなのは当然というか。


実はSEOの場合、大手企業が他のメディアを使って強力にブランディングされてるワードは、マイナーなブランドの会社さんが上位表示達成してもクリックされにくいですヨ。

だって、検索するユーザそのものが、そういう大手をイメージして検索してますからネ。

検索結果でもとりあえず有名ドコロをクリックするでしょ。

それが「ブランド」の強さですよネ。

スーパーに行って商品棚の前に立ったときに、見たことのあるブランドの商品を何気なく手に取るという行動ですヨ。

検索結果でも、見たことのあるブランドの書いてあるリンクをクリックするのデス。



えー! じゃあ、大手には勝てないの? ネットでも大手に負けてしまうの?

という話もあろうかと思いマス。

ええ、負けると思います。大手に正面切って勝負して勝つのは難しい。

だからこそ、ノンブランド企業の場合は、大手がSEOとかやる前に先に参入して、ネットの中でブランドを構築するとか、先に稼いで大手が来て競争が激化したら撤退するとかの戦略を取るのがセオリーとなります。

今や、大手企業も検索で上位に来ると有利とわかっているので、今からノンブランド企業が参入するのはなかなか難しいナアと思います。

あとは、大手が得意としていないニッチマーケットを押さえることになるワケです。

これがセオリーだと思います。

求人系なら、専門求人系ですネ。こっちならそれぞれの専門系ではブランドは確立されていないことが多いので、余地があります。SEOのかけた意味が大きいですヨ。


つまり、SEOは大手なら、ビッグワードで検索したときに上位表示していなければSEOするだけのことはあるし、ノンブランド企業にしても、ニッチマーケットを狙えば、SEOを使って、その専門性で大手に十分に勝てるということデス。

単に、戦場を選ぶ(=キーワードを選ぶ)という問題なのです。

どんな場合でもビッグワードが良いわけではないのです。



written by asotetsu Nov 17, 2007

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