『ホームページ』のデザインはこれからもますます重要になる
えーと、どこで読んだか思い出せないネット上の記事なのだけど、ウェブはBlogに代表されるようなシステムが中心となって、RSSリーダーやらで、個人は自由にデザインして読むようになるからウェブサイト自身は見られなくなるとか言う話を読んだことが先日あって、えらく違うとか思った話でも。
記憶に頼っているので的外れかもしれないので、そこらへんはご理解下さい。そこから触発された話でありマス。
W3Cでのルール策定が進んできて、HTMLのコーディングでは、XHTML+CSSでもって、デザインと構造の分離が出来るようになり、情報を管理しやすくなったというのは確か。RSS配信も普及しましたネ。
でも、それはテクニカルな面であって、デザインと構造は割合と分離できても、文章とそれをどう見せるかというのは分離できないんですナ。意味が変わるから。
もちろん、ブログの情報をRSSで受けて、自分のRSSリーダーでデザインをアレンジして読むというのはアリではあるんですけども、それは主流にはならないんですヨ。
技術として可能であることと、伝える、ということは別なんです。
テキストはメッセージであって、それをどのように盛り付けるかはかなり重要なんですヨ。
だから、むしろこれからはデザインが重要。誰がどういう文脈で誰に対してメッセージを発信しているかのほうが重要で、それらの手がかりは、データとしての純テキスト周りのデザインになるんですヨ。
もしそれらが重要でないなら、僕らの周りの書籍はすべておなじ装丁でよいし、店舗も倉庫みたいなホールセールみたいなところにフランフランの品物から、スーパーの日用雑貨まで並べればいいんです。レストランだって、学校の食堂みたいにフォーマットを統一すればいいのです。
決してそうはならない。
それは、モノもどこにどう置かれるかで意味も価値も変わるからです。
今はテクニカル面では、XHTML+CSSとRSSで、純テキストを活用しやすい時代になりました。
とはいえ、それだからといって、純テキストが単純にデータとして扱えるようになったワケではないんですヨ。
そりゃ、楽天とかアマゾンの商品コメントみたいなのはどうでもいいですケド。
つまり、コーディングでデザインと構造が分離されても、RSS配信が当たり前になっても、これからも、いわゆる『ホームページ』のデザインはますます重要性があるんですヨ。
むしろ、パッと見てすぐわかるテンプレート的なデザインは危機を迎えることになるのです。
written by asotetsu Nov 11, 2007
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