ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

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パーソナライズド検索の未来

Googleは、パーソナライズド検索を進めていますよね。

グーグルの説明によると、ログインして検索すると、名前について登録させるのは個人を識別させるためであって、あとは居住地域を確認することくらいだという。あとは、検索履歴をストックしていって、その個人に合った検索結果を出していくという。

この先はどうなるかというと、単純にどんどん学習が進んでいって、おなじみのところは簡単に出るようになるし、さらに進化すると、ひとつ検索すると、次の候補がどんどん出てくる(もう、既に少しそうなってるけど)。


これって、僕らからすると珍しくないの分かります?

日本語IMEの予測変換システムにほかならないんですよ。

アメリカ人からすると、そういうものがないので珍しいのかもしれないですけども、日本人にとってのパソコンの歴史はワープロであり、日本語変換システムの歴史だったわけです。

まず、変換辞書というものを備え、そこに一般的に使われる語彙がストックされていて、さらに、ユーザーが使い込むことにより優先候補がどんどん学習されていく。

携帯に至っては、一つ選べば次に使う候補まで出てくる予測変換まで登場して、実用性も高い。

意外にこの分野でいうと、日本人の普通のユーザーレベルで、既にすごく先行していて、それゆえに分かることは何かというと、パーソナライズドは、まあまあ便利以上のものではないということなんですヨ。

パーソナライズド検索にミラクルは(おそらく)ないんです。

むしろ、ミラクルなのは日本にある日本語変換技術なんです。実はグレイトな技術なんですヨ。


written by asotetsu Oct 21, 2007

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