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亀田大毅戦にみる強さの可視化技術

亀田大毅vs内藤大助のボクシングのタイトルマッチ戦おもしろかったですネ。

今回は反則の件もあって、さらに亀田一家はあれこれ言われていますけども、
面白い素材だと思いマス。

一点を除いて演出とか盛り上げはバッチリだったんですよ。

唯一の難点は本人がチャンピオンよりもボクシングがウマくなかったというダケで。


結局のところ、テレビで扱うわけで、ショーですから、もりあがらないと意味がない

今回の亀田大毅戦。演出も、盛り上げもバッチリでしたよ。ヒールの亀田家。

ボクシングの強さって見えないです。だから、その強さをナントカして伝える必要がある。
じゃあどうするか? となれば、その強さを見せるための演出がいるわけです。

基本的には物語をつくる。ストーリーを立てます。亀田家はそれがうまい。

見ましたか? あのオヤジが棒の先にグローブつけて三兄弟に打ち込む練習。

畳で作ったパンチングミット。丸太切ったり担いだりするトレーニング。

ピンポン玉を次々と投げつけてよけさせる練習法。そうした特訓の数々。

いやー、モー、ワクワクしますよ。あの『特訓』からどんな怪物が生まれてくるのか!

マンガの「ドラゴンボール」ですよ。なつかしの映画「少林寺三十六房」ですよ。

ヒミツの特訓で生まれてくる最強戦士! それが亀田三兄弟

あのオヤジはそういうマンガばっかり読んでて、そこからヒントを得ているよね。



亀田三兄弟のつくりかたを見せて、そこから皆をワクワクと期待させたんですよ。

うまかったなあ。強さという見えないモノを可視化したんですよ。物語でね。

見えないもののクオリティを伝えるならこういう物語つくりが大事だと思います。

いかに見えないもののクオリティを可視化するかを考えることが大事なんですよね。

例えば、料理の美味しさで言えば、「どっちの料理ショー」みたいなね。

それまでは、レポーターの「うまー」という身体表現に頼っていたものを、素材と作り手の
ストーリーで料理のウマさを可視化したもので斬新ですよ。



だから、今回の唯一のマチガイは、大毅が弱かったコト。少なくともチャンピオンより弱かった。

たったそれダケのことなんですヨ。


written by asotetsu Oct 13, 2007

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