自分たちのことを言っているメディアなら魅力がある
情報サイトなどで、いかに情報を出していくかという話なんですが。
人間は自分のことにしか興味がない生き物です。
だから、メディアなら、自分たちのことを言っているメディアなら皆が見たり聞いたりします。
いかに対象のことを書けるかなんですヨ。
とまあ、なんか当たり前のこと書いているわけですが。
実は個人的な経験ですけども、中学生のころ、友達とミニFMをやっていました。
ミニFMって言っても、免許受けるものではなくて、市販のトランスミッターを改造して出力を上げて(違法)やるやつですヨ。すると発信場所を選べば学区内の70%くらいがカバーできたりして。たぶん100mWくらいかな。
結構聞いてくれるんですヨネ。しかも学校の不良な子までが。
ちゃんと聞いていて、話がダレてくると、面白くネーゾって電話もかかってくる(笑)。
別に脅してるんじゃなくて、期待してるんですヨ。楽しみにしてくれているんですナ。
もっと面白いことやれー、というわけです。
番組テープ作って回したりもしました。好評だったりすると嬉しかったり。
ちょうどそのころは1985年くらいですから、AMラジオが流行っていたころでもありました。
当時は関西ではヤンタンを聞くのが流行りでしたネ。
ヤンタンというのは、ヤングタウンというMBSの人気放送でね。
ヤンタンも、やっぱり僕らのことを話してくれるんですよ。
投稿のハガキも番組内で結構中心的な位置を占めていて、番組は中学生から高校生のためのものでした。
当時はお兄さんだった笑福亭鶴瓶さんとか、鶴光さんとかが僕らに近い目線で話してくれたんです。
昔話になってしまいましたけど。
でもね。人間って変わってないと思うんですヨ。
自分たちのことを同じような目線で語ってくれているメディアなら多少面倒でも見てくれますヨ。
ボクは実感として思ってます。
だから、サイトのエンゲージメントを考えていくに当たって、こういうことが必要なんじゃないかなと。
動線は分かりやすく、購買までクリック数は少なく、とか言うセオリーがあります。
でも、そんなもの以前に、ユーザに近い目線でユーザのことを語ってるサイトかどうか、というのが一番の基本じゃないかと思うんですよね。
それさえ出来ていてれば、動線が多少わかりにくくでも、関係ないと思うんですヨ。
大事なのはAISASじゃないんです。
written by asotetsu Aug 07, 2007
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