ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

長く更新していません。はてなブログに移りました。

「こういうワードで皆が検索しています」はメインストリームにはなりえない

最近流行りなのが、「こういうワードで皆が検索しています」というものですネ。

それみて、こんなワードで検索しているんだぁ、へえへえへえ、というような。

雰囲気は今日の売上トップテンみたいな。

でも、ボクはぜんぜん評価してないんです。


まあ最初は面白いんですけど、目新しさがまったくないんですヨ。

未来がないっていうかね。


そもそも、ボクは今まで検索って敷居が高いという話をしています。

この敷居が高いゆえに、頻繁に検索されるコトバ(クエリ)はどんなものが多いか分かりますか?

もう旬を過ぎかけたようなワードが出てくるんですよ。

マーケティング的にいうと、もはやベルカーブの右側。

区分で言うと、レイトマジョリティっていうか、下手すると、ラガードというか。

そういうの見ても面白くもなんともないんです。


また、そういうサービスは、ますます単調な検索を加速するわけです。


皆と同じワードを検索して見るわけですよネ! 

そんなもの検索なんてこといらないですよネ!


そんなのでよければ、新聞の日曜版でいいんじゃないですか。それのネット版とかね。


検索をモノトーンにしそうなサービスは正直なところ不要だと思っています。

少なくともこれからの主流ではありえない。

検索クエリにいかにバリエーションをつけてあげるかが、大事だと思っています。

それが豊かな検索結果を生むんです。

本来、非常に多様な需要者と供給者をマッチングさせることが検索エンジンが生み出す付加価値だからです。

そこにいろいろなビジネスチャンスが生まれてくるんです。

検索が難しいからといって、答えを単調化するのは今までのマスメディアとまったく変わらないんですよ


思考の転換が必要なのは実はこういう部分なんです。



written by asotetsu Aug 06, 2007

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