ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

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検索時代のネーミングルール

商品やサービスに名前をつける、ネーミングは商売では重要なポイントです。

このネーミング方法は、グーグル登場以前と以後では変わってしまいました。

という、ちと知ってるヒトには当たり前の話でも。


グーグル登場以前は、名前の重複はあまり気にしませんでした。

もちろんビッグビジネスは既存登録商標を避けるなどがあるんですけども、

中小のビジネスでは結構アバウトにやっていましたよネ。

なぜなら、営業地域がある地域限定だったり、営業分野がある業界限定だったりしたわけですから。

その地域だけで重複がなければ実用上問題なかったわけです。

ビッグビジネスの登録商標とかぶらなければ訴訟にもならなかったし。


ゆえに、中小のネーミングルールは、

なんか聞いたことあるような名前」というのが基本だと思います。

意図的な類似路線ですね。

そのほうが親しみやすくて覚えてもらいやすいから。


茶店の名前なんて最たるものですネ。



だから、グーグル以前であれば、インターネット株式会社、なんてのもアリだったんです。

一般名称をそのまま社名にしたり商品名にしたりもアリだったんです。今はNGですけど。

グーグル登場以後のルール

でも、グーグル登場以後、ネットで情報を集める時代になるとそれが変わりました。

名前のかぶりは最悪、となったわけです。

なにしろ、検索したときに他社と混在してしまって見つけてもらえなくなりますから。

一般名称にしたら、もう見つけてもらえないですから、最悪ですね。


だから、名前をつけるときは検索して、名前がかぶらないことが最優先となったのです。


とはいえ、ここでももう一つコツがあって、とっぴな名前は辞めたほうがいい、ということです。

他社製品とかぶらない名前とはいえ、覚えにくいと、今度は検索までに至りません

中小ビジネス向けのネーミングのコツ

だから、一つのコツをお教えします。

あくまで中小ビジネス向けのネーミングなんですけどネ。

中小ビジネスは新しくジャンルを作るほどのパワーはありません。

だから、既存のマーケットに乗っていく形になります。

するとどうするのが一番効率よく乗れるか?

となると、既存のマーケットに所属していることを分かりやすく示しておけばいいのです。

つまり、名前にはその商品が属する分野の一般名称を組み込んでおいたほうがイイ、ということです。


例えば、アスピリンという一般名称に対しては、アスピリンという一般名称ではなく、かといって、ピコリンとかいうまったく違う名前でなくて、名城アスピリン、とか、クールアスピリン、とかそういう風に一般名称を組み込んでおくほうが、ユーザーの記憶にも残り、あとあとにSEOするときにもいろいろ便利なので、オススメですヨ。



written by asotetsu July 13, 2007

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