商品情報はスペック情報ではなくてディテール情報で決まる
商品スペック情報しか載っていない比較サイトや、商品販売サイトってありますよネ。
でも、もうそれは時代遅れです。たぶん減っていくと思います。
最初はそういうものも価値があったんですよネ。
ネットで情報そのものが少なかったから。
でも、今や、メーカー提供情報なんて同業者のサイトに溢れてます。
メーカーからの提供情報を使うと、掲載スペックもヨソと同じものになりますよね。
掲載写真もヨソと同じもの。
そういう情報ではもはや差がつかないんですよ。
そういう情報なら、ググれば(ヤフれば)、ドコでも読めますから。
それが当たり前なのが検索が当たり前になった今の時代なんです。
差がつかなければ、そこで買う理由がないんですネ。
ユーザーが欲しいのはディテール情報。
売れてるショップは、メーカー品もわざわざ独自の商品写真を用意しています。
使用感などの情報も、メーカー情報以外の独自のものを使っています。
そのあたりでユーザ・ジェネレイテッド・コンテンツを使えれば楽なんですね。
売る側は、製品のスペックばかり見て仕入れています。
でも、ユーザーさんが見ているのは別なところなんですね。
それを使うときのこと、生活するときのことをイメージしながら、楽しいかどうかを考えているんですね。
具体的にそれを使っている状態をイメージできるようなディテール情報を必要としているんです。
だから、スペック情報が溢れかえった時代には、ネット通販なら特に手にとって見れないわけで、ディテール情報が必要になるということなんです。
例えば、求人サイトのenで、取材に行ってムービーとか撮って来てるのは、そういうためなんですよね。
転職情報も企業側から提供されるスペック情報だけじゃ足りないんです。
それを補ってあげている試みなんですよネ。
スペック情報からいかに離れられるか、というのがこれからのポイントです。
written by asotetsu July 13, 2007
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