ユーザーに感想を求めるタイミング
前回に、
だから、ユーザーが勝手にコンテンツ作ってくれるからラクチン、なんてことは絶対ないのがユーザー・ジェネレイテッド・メディアなんです。コメント集めるためには工夫と予算と覚悟がいります。
そんな勝手に生成してくれるわけありますかいな。やっぱりここでも知恵とお金を使うんです。それがコツです。
と書きましたが、ユーザーはどんなときに感想を書くかという話で、とりあえず今一般的にわかってることでも書いてみます。
感情がかなり高まらないと書かない
ユーザーは普通は「読むヒト」であって「書くヒト」じゃありません。
だから、書いてもらうには工夫が必要です。
感想を書くことを趣味としているヒトをターゲットにする
まあ、まず簡単なのは、感想を書くことを趣味としているヒトをターゲットにすることですネ。
グルメサイトなんかそうですけども、ちゃんとコメントの多いヒトを評価するシカケがあります。
食べ歩きをして感想を書きたいヒトに照準を合わせているんですね。
アマゾンの本の感想もそうですね。
コメントつけるヒトごとに評価をまとめることが出来てベスト1000レビュアーなどの制度が出来ています。
普通のヒトに感想を書いてもらうには
では、普通のヒトに書いてもらうにはどうすればいいか?
これは難しくなくて、サービスを受けた直後、製品を購入して直後に感想を尋ねるんです。
ヒトは、サービスを受けた直後や製品を購入した直後は必ず感想を持っています。
ただ、それをわざわざネットで書いたりしないだけなんです。
これをちゃんと拾い上げてあげるために、聞いてあげるんです。
実店舗なら、アンケート用紙を渡してもいいですし、ネットならメールを送ります。
そのときに回答のための特典をつけておきます。インセンティブですね。
また、その感想は事前に皆が見ることが出来るようにしておきます。
そうすると、自分も書きたい、という気持ちになりやすいんですね。
また、シェアされることで、感想を書くことに意義が出てきますので結構重要なポイントです。
直後に感想をインセンティブ付きで尋ね、それをシェアする、ということだけです。
不満を書くヒト
そうでなくて書きたいヒトは大抵は不満を書きたいヒトです。
ひどいレストランだった、ホテルだったので、この怒りを書きたい、と。
こういうヒトは感情が高まっていますので、書くのが大変でも結構書いてきます。
こういうのは止めようがありません。
まあ、内容がひどいものは削除も手です。絶対に残さなければいけないものでもありません。
そういう理由で『編集型』が望ましかったりします。
また、苦情は残しても、それに対して誠実に対応しているところを見せることで他のヒトの印象は良くなりますね。
誠実に対応を見せるのは楽天トラベル型ですナ。
この辺りがセオリーで、すでにご存知だったらゴメンナサイなんですけど、まあオマケの話でありました。
written by asotetsu July 12, 2007
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