ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

長く更新していません。はてなブログに移りました。

単純な比較サイトの時代は終わった

基礎編じゃない内容を中心に書いていきます。だんだんSEOの話じゃなくなってくるという罠。はは。


いまだに見かけるんですが、単にリンク張っただけの紹介サイトありますけど、そういう比較サイトの時代は終わりましたよ。

あの程度の情報ともいえないレベルの情報を出しているだけのサイトは完全な時代遅れです。もちろん、まだ検索結果の上位に表示されているサイトはそれなりに収益が上がりますけど。

いまごろから始めるヒトがいますけど。なんか本が出たみたいなんで、それ読んでマネするようですが、ニッチビジネスのウマイやりかたが本になった時点でそのニッチビジネスはおしまいです。それに気がつかないと。

アマゾンのRSSフィード使ってサイト自動生成なんてもはや終わった技術ですよ。ネットの中にどんだけあるっていうか。ちなみにアマゾンのRSSフィードしたデータ使って作ったサイトはSEO的にもはや不利と見たほうがいいですから。


そもそも比較サイトは、キャッシング系の業者が高額のアフィリエイト料払うことから、流行っただけです。長い目で見れば、消費者金融業界の盛り上がりと連動しています。いまさら参入して儲かるビジネスじゃありません。キャッシング系アフィリエイトは一時の流行でしかありません。少し早いですが、総括してしまえばそうなります。


そうした高額アフィリエイト系を除いても、比較系のビジネスは、価格コムと比較コムで完成されているようなものだし、旅行なら楽天トラベルとか、ぐるなびとか、うまくいっているところは限られています。

こういうのも、PC上で割合と気合入れると似たようなものが作れたりするんですけど、形だけマネしてもだめなんですよ。ああいう先行する比較系サイトは、どこに優位性があるかというと、営業力なんですよ。

あれは広告枠売るモデルですから、広告枠売ってくる営業力と、ブランド力による信用、これを使って頑張っているんです。サイト作るだけなら1人で出来ます。でもあれだけの広告枠を取ってくるには、営業にかけるコストと時間が相当量つぎ込まれているんです。

だからリクルートさんがネットで展開したときに優位に展開しているわけですよ。あそこは広告取る営業力がありますからね。しかも、広告料が多く見込めるところだけに絞って展開しているでしょう? 顧客単価が安いものには展開していないのがポイントですよ。顧客単価が安いと1社(店舗)あたりの広告費もそんなに出せないですから。

比較サイトやるなら、技術的に出来るかどうかなんて問題じゃないんです。技術の問題は少額のお金で解決できます。むしろ、営業力をそれだけ立ち上げられるかどうかにかかっているのです。つまり、資本と、営業部隊生成のノウハウがいる商売なのです。


いうわけで、今回もまとめると、

キャッシング系の比較サイトは一時の流行に過ぎない。
比較サイトの成功は広告を取る営業力を作れる資本とノウハウがあるかどうかで決まる。


written by asotetsu June 25, 2007

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