(用語解説シリーズ) クローラーとは(2)
ここで書くのは基礎編と称して書くので、知ってる人には言わずもがななんですけども。こちらはSEO屋で売る側なので、こういう風にやるといいですよ〜というおはなしのシリーズ。
最近は、SEOに関する用語が結構普及してきたんですけど、誤解があるなあということでまとめてみましたですよ。
さて、前回でクローラーについて基礎的な説明をしたので、
クローラーについての良くある誤解
(誤解) アクセスログを見てもクローラーが来てません!
タグをページに貼り付けるタイプのアクセス解析だと、見えないことがあります。
このタイプのアクセス解析の作動原理は、調査用の画像タグを貼り付けておくものです。
その調査用画像が読み込まれるとログが記録されるものです。
普通のブラウザはページを読み込むと、ほぼ自動的に画像を読みこむのでアクセスログが取られます。
昔のクローラーは画像は読み込まなかったので、このタイプでは引っかかりませんでした。
質問のケースはこの場合です。
とはいえ、今の主要なクローラーは画像も収集するようになってからは、検出できるケースが多いかなあと。
携帯サイト用のクローラーは画像を読まないのでイメージタグ貼り付けはダメだったと思いますヨ。
だから、クローラーが来たかどうかを見るのは、もっと凝ったことをする必要があります。
簡単なのはHTTPサーバーのログを見ること。
あとは、ページ送出をphpなどのプログラムで組んで、送出リクエストをログ取ること。
とはいえ、クローラーがいつ来たかなんて全然重要じゃないんです。はは。
このあたりはすごく誤解されてますよね。
これは追って説明します。
(誤解) アクセス解析を見ると、今日はヤフーが5回、グーグルが3回来てました!
それはクローラーじゃなくて普通の人間のユーザーです。
アクセス解析のデータのうち、リファラー(Referrer)の情報を見ているんですね。
ユーザーがどこのリンクをたどってきたかが分かるのがリファラーの情報です。
検索エンジン経由だと、検索結果ページのURLがリファラーに出ます。
http://yahoo.co.jpとかhttp://google.co.jpとかで始まっているのはそれです。
この誤解もときおりあるんですよ。
アクセス解析のデータって初めて見るとわけが分からないものですからね。
クローラーはそんな高頻度では普通は来ません。
次に続きます。
written by asotetsu August 16, 2007
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