ワーディングラボ | 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム

長く更新していません。はてなブログに移りました。

SEOファームと予備校は良く似ている

ここで書くのは基礎編と称して書くので、知ってる人には言わずもがななんですけども。こちらはSEO屋で売る側なので、こういう風にやるといいですよ〜というおはなしのシリーズ。


SEOファームの選び方を前回書いたのですが、では逆にSEOファームとして、どういうお客様がうまくそういう外注の業者を使いこなせるか、というお話でも。

そもそもの話ですが、SEOというのは、ウェブサイトを検索エンジンからの評価が高まるようにアレコレやることです。目的は、特定のキーワードで検索した検索結果の上位に対象のウェブサイトを表示させることです。

これは、大学受験にとても似ています。

  • ターゲットとなるキーワード = 志望校
  • ウェブサイトとお客様 = 受験生
  • SEOファーム = 大学受験予備校

受験生(お客様とウェブサイト)は、志望校合格(=ターゲットとなるキーワードでの上位表示)を目指して日々勉強(SEO)し、年々傾向の変わる試験問題(検索エンジンアルゴリズム)で高得点取れるよう、試験官(検索エンジン)に挑み続けているわけです。

SEOファームはそんな受験生(お客様とウェブサイト)を支援する仕事をしています。

試験傾向が変わったぞ〜、と煽るSEOファームもいます。難易度が高くてターゲットを変更する受験生もいます。あまりにトリッキーな方法で試験に臨みすぎて、カンニング扱い(スパム認定)される受験生もいます。

すごく当てはまるんですよネ。

SEOファームで効果が上がりやすいお客様

こういう中では、私どもSEOファームにとって効果が上がりやすいお客様像というのがあります。

偏差値40くらいの少し成績が振るわないあたりから、偏差値60未満のずば抜けて出来ないあたりの層のお客様が一番効果を発揮します。

これは率直な話、そうです。実際の予備校もそうですよね。

つまり、基礎はある程度できているけども、抜けがあるケースですね。

そういう『抜け』の部分をSEOファームは補うことが出来るので、良いコラボレーションになるのです。

基礎がまったく出来ていないお客様でも

他方、少々難しいのは、まったく基礎が出来ていないお客様です。

でも、こちらも目標を下げる(志望校を下げる)ことでかなり対応が出来ます。

また、サイトであればお金と手間をかければかなり良く作ることが出来ますから解決策はあります。

大学受験より救いがありますよネ。

難しいのは、既にかなり出来ているお客様

意外に難しいのは、既に高順位にランクインしている、偏差値70以上の既にかなり出来ているお客様ですね。

実はそれくらい出来ていると、予備校としても教えることがあんまりないんですよね。

また、既にかなり上位表示に成功していると、現時点ではバランスを崩したくないのでいじりたくないんですね。

既に高順位の場合はバランスを崩さないことが大切

SEOは、採点基準が複雑で、また流動的でもありますから、究極的にはどの部分がどの程度評価されるかがはっきりとはわかっていないのです。

だから、上位に表示されているサイトでも、セオリーから言うとこの部分は良くないというのは見つかります。

この部分直したほうがいいかもなあと思うところがあったりします。

しかし、既にヤフーとグーグルで1〜9位くらいにいた場合、現時点で高評価ということですから、下手にいじって逆に下がることにしたくないんですよ。

微妙なバランスでその順位であったりするのです。

そのレベルになると何がどの程度プラスに効いていて、何がどの程度マイナスに効いているかが分かりにくくなります。

前にも書いてしますが、SEOは足してばかりだとスパムっぽくなるので、引くことも大事なのです。

というわけで、高評価サイトはリスクを考えるとあまりいじれません。



そういうわけで、SEOファームは平均点くらいのサイトには非常に威力を発揮します

また、まったくサイトがダメな場合でも、サイト作成から入ればかなり高位になれます


これは覚えておいてソンはないことだと思います。


written by asotetsu July 12, 2007

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