SEOにミラクルはない。
ここで書くのは基礎編と称して書くので、知ってる人には言わずもがななんですけども。こちらはSEO屋で売る側なので、こういう風にやるといいですよ〜というおはなしのシリーズ。
前回、こう書きました。
SEOは、時間と労力があれば自力で。手間が面倒であれば、お金を使って業者に外注。
そこで、それに関連してSEOにミラクルはない、という話を書いてみます。
SEO屋に頼むSEOは極めて普通で平凡
ここでもお客さんのレベルによって、「普通で平凡」のレベルが違ってきます。世間一般の普通の人だと、私たちSEO屋がSEOを取り組むことで、お客様のサイトが検索結果で上位に上がったりする(9割くらいの成功率)と、「おお〜、ミラクル〜♪」みたいに思っていただけたりします。
とはいえ。それはSEO屋ゆえに、検索エンジンという人間ではないロボット様(あえての様づけ)の好みを熟知しておるからで、いつものことです。まあそれに申し訳ないことに1割くらいはうまくいかないこともあります。何でか?という話は次回に回すとして。
ところが、自力でずーっとSEOやってきたお客様からすると、SEO業者に頼むと拍子抜けされるんですよね。「なーんだ」みたいな。私たちは結構がっくりなんですけど。自分ですらここまで出来るんだから、プロであるSEO屋はもっと凄いミラクルな手法があるに違いないと思われています。そんなもの全然ありません。
というのも、前も書いたのですが、ネットの世界はほとんどオープンなので、Mr.マリック的なものは何も隠されていないんですね。SEOにミラクルはないんです。むしろ、検索エンジンの好みをずっと追い続け、地道な手法を揃えて結果を出していくというのがSEO屋の仕事の特徴です。
とはいえ、実はミラクルな手法がないわけではないんです。
SEOにあるミラクル手法
実は、SEOにはベテランのお客様がびっくりするようなミラクルな手法が時折あります。ただし、普通のSEO屋は実験レベルを除いて手をつけません。なぜか? それは、そのような手法はトリッキーすぎるんです。単純に検索エンジンの評価手法の穴を探し出して突いているのです。
いいじゃん。それがSEOってもんじゃないの?
違います。マトモなSEO屋が追求するのは、そういうトリッキーな手法ではなく、堅実で確実な手法です。なぜなら、そういうトリッキーな手法は発見されてから半年から1年くらいは有効なのですが、検索エンジン側が気がついて対策を講じてきます。そのため、その手法を使っているサイトは消えていってしまうのです。お客様のサイトが短命になっては困るので、そういう手法は使えないし、短期的な効果しか望めないので研究も利用もほとんどしないのです。
もちろん、そういうトリッキーな手法を専門的に行っているSEO屋さんもいるようです。ただし、彼らがそのようにするときは、いくつものサイトを次々と新しい手法を仕掛けて行って、使えなくなったサイトは捨てていくという焼き畑農業でやっています。唯一のサイトにそうしたトリッキーな手法を仕掛けることはしないのです。